こどもの一生は中島らもが、約30年前に書いた、
ホラーとミステリーとSFと社会風刺とコメディがあいまって、こどもの純粋さと残虐さと承認欲求と他人を蹴落としたい気持ちなどが、表現された。
一見、めちゃおもろい、よく考えると深い、素晴らしい物語です。
あらすじ(チラシより)
瀬戸内海の小島をレジャーランドにするために下見に来た男二人、
セラピー施設に治療のためと称して入院、一週間を過ごすことになった。
すでにそこには女二人、男一人の患者がいた。
そして五人は自身の意思とは関係なく「こども帰り」する
治療は順調に進んでいるように思われたが…
畏れ多くもその中の一役を演じさせてもらいますが、
現在の世界状況を鑑みると、奇しくもなんだかこの「こども帰り」が
本当の世界で起きてしまっているような気がします。
こどもは可愛くて純粋な分、時に残虐で暴力的だったり、抑圧的だったり、自分勝手だったりします。が、だんだんと社会的存在となって、社交性を身につけていくものです。その過程で失うものもあるでしょうけど、もっと多くのものを得ると思います。
その失っていくものの、削ぎ落とされていったものの塊が具現化したような役を演じます。
乞うご期待。
2022年3月12日~13日(計2公演×2日)
岡山県天神山文化プラザ”土曜劇場”
中島らも「こどもの一生」
主催:LOOP➉(ループ・テン)/岡山県天神山文化プラザ
チケット購入はこちらから
http://loop10.jp/kodomo/